約 5,047,046 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2238.html
ウサギのナミダ・番外編 少女と神姫と初恋と その6 ◆ この試合のステージは、『山岳』ステージが選択された。 山岳ステージは、特に飛行タイプの武装神姫にとって、スタンダードで人気の高いステージである。 小高い丘陵と、森林、そして湖が広がる美しい舞台設定だ。 眺望の美しさもさることながら、地形を利用したテクニカルなバトルが展開されることになり、好ゲームになる率が高いステージでもある。 今回は両神姫とも飛行タイプ。 ギャラリーの熱は徐々に高まっていく。 「勝率がまた少し上がったな」 「運も味方したみたいね」 遠野と菜々子のつぶやきに、大城は首を傾げるばかりだ。 「なあ、いい加減、俺にも教えてくれよ。いったい、オルフェはどんな手を使うってんだ」 「試合を見ていればわかる。おそらく、俺が説明してる間に、試合が終わるから」 その言葉に、大城は改めて、試合の映し出されている、観戦用の大型ディスプレイを見上げた。 いままさに、『玉虫色のエスパディア』が、深緑の上を飛翔しているところだった。 ◆ 『玉虫色のエスパディア』ことクインビーは、森林上空を索敵しつつ飛んでいた。 今日のバトルは簡単だ。 初心者の新型を切り刻むだけでいい。 いつもはたくさんの武装を搭載しているが、今日はノーマル装備である。ほぼすべて近接武器という仕様だ。 だが、心許ないことはない。 むしろ体が軽くて機動性が上がり、いつもよりも戦える気さえしてくる。 彼女のマスターはいつも憎たらしい言動で、嫌われるのも当然かと思うが、バトルの腕は本物だ。 負ける要素が見あたらない。 クインビーはそう思っていた。 すると突然。 クインビーの直下、深い森の隙間から、何かが飛び出した。 「うわっ!」 猛スピードで突っ込んで来た白い塊は、そのままクインビーに激突、弾き飛ばした。 しかし、彼女は身体を振り、スラスターを器用に操って姿勢を制御。 すぐに正位置に戻り、体勢を安定させる。 その間に、激突した各部のチェック。 特にダメージは見られない。 激突してきた相手を見据えたときには、すでに臨戦態勢が整っていた。 クインビーの実戦経験の豊富さがなせる技であった。 クインビーは口元をゆがめ、ニヤリと笑う。 相対するのは、アルトレーネ・タイプのオルフェ。 今日のオルフェの装備は、ノーマルと違い、一対のメカニカルな翼が背中についている。機動性を上げ、先手を取る作戦か。 だが、追加装備はそれだけのようだった。 武器はデフォルト装備のツインランスのみ。 クインビーは思う。 ヤツは、千載一遇のチャンスを逃した! 奇襲ならば、今の一撃で勝負を決めていなければならない。 クインビーは間髪入れずに突撃を敢行する。 弾かれた後の間合いは中距離。 この一度の仕切り直しは、クインビーに有利に働く。 体勢を整える時間と、対峙するチャンスを与えてしまったのだから。 真っ正面から戦えば、圧倒的な実力差を発揮できる。 だからクインビーは突撃した。 蜂須は指示を出すまでもない。彼もクインビーと同じ考えだった。 ギャラリーの多くも同様に思っていただろう。 被我の距離はあっという間に埋まった。 オルフェはツインランスを副腕に持ち、待ちかまえている。 クインビーの背後から、アンテュースサブアームが繰り出される。 先端に装備されたのは、エスパディアの二振りの大剣「ジュダイクス」。 左右から、クインビーの超高速の斬撃が閃いた。 しかし。 「……なっ!?」 クインビーの斬撃は、オルフェに届かなかった。 エスパディアの副腕は、アルトレーネから伸びるカニのようなハサミ状のアームでがっちりと押さえ込まれていた。 クインビーは目を見張る。 オルフェの背中にある、追加された翼が展開し、巨大なアームになって、彼女の副腕を掴んでいたのだ。 今度はオルフェが動いた。 副腕で、ツインランスを正面から振り下ろす。 「くうっ……!」 クインビーは、かろうじて、手にした槍「リノケロス」でその一撃を受け止めた。 アルトレーネの副腕は力任せにクインビーを押し切ろうとしてくる。 じりじりと押される。 クインビーに焦りの表情が浮かんだ。 「くそっ、はなせっ!」 間合いを取るべく、オルフェの身体を蹴り飛ばそうと、脚を振り上げた。 しかし、その脚も、オルフェには届かなかった。 「な、なにっ……」 今度は、スカートアーマーが展開し、やはり巨大なカニのハサミ状のアームになっていた。 そして、クインビーの両脚をそれぞれ挟み込んでいる。 よく見れば、翼も腰のアーマーも同じ形状をしている。翼はアルトレーネのデフォルト装備である、腰部アーマーを組み替えたものなのだ。 そこまで理解したとき、クインビーは気が付いた。 今自分が置かれている状況。 オルフェに、サブアームを含めた四肢を、完全に押さえ込まれている。 まるで空中で磔になっているような状態だ。 クインビーは、正面のオルフェを見た。 戦慄する。 オルフェにはまだ手がある。 彼女はまだ、素体の両腕が自由だ。 今、オルフェは細身の剣を腰だめに構えている。 「ま、まて……」 なぜだ。どこにそんな剣を持っていたと言うんだ。 ふとクインビーの瞳に映ったのは、自分に振り下ろされているツインランス。 今は、ただのソードになっている。 オルフェはツインランスの片側をはずし、もう一本の剣として運用していた。 「そ、んな……そんな、そんな……」 オルフェはまっすぐにこちらを見据えている。 突きの構え。 身動きのとれないクインビーに、かわす術はない。 『オルフェ、いっけえええぇぇーーーーー!!』 「はああああぁぁっ!!」 安藤の叫びとともに、オルフェは躊躇なく突きを繰り出す。 はずすはずがない一撃。 刃はクインビーの胸元に吸い込まれ、CSCを貫いた。 「そんなああああああぁぁぁ……!!」 クインビー無念の叫びが響きわたる。 次の瞬間、『玉虫色のエスパディア』の身体は、無数のポリゴン片となって、砕けて散った。 ポリゴン片が舞い散る中、オルフェは展開していたハサミ状アームを、翼と腰部アーマーに戻す。 そして、二本のソードを振るい、ポリゴン片を吹き散らした。 はらはらと音もなく舞い散る光の粒子の中で、戦乙女は佇んでいる。 その幻想的な光景に、ウィンメッセージが重なった。 『WINNER オルフェ』 試合時間は五三秒。 あっと言う間のバトルだった。 ◆ 「勝ったーーーーーーーっ!!」 有紀の歓喜の叫びと同時、ギャラリーが一斉に沸き立った。 秒殺という、まさに圧倒的な勝利。 誰が見ても疑いのない、オルフェの勝ちである。 涼子と梨々香は、美緒の肩を抱きながら喜んでいた。 美緒自身は喜んではいたが、それ以上に安心しすぎて気が抜けたようになってしまっていた。 二人に揺さぶられて、左右に揺れる視界の中。 安藤は震える両手を見つめていた。 ◆ 遠野の作戦は、こうだ。 一週間という短期間で修得できることは数少ない。 現状のオルフェでも使いこなせる装備といえば、セットされている基本プログラムだけで動作できる、アルトレーネのデフォルト装備しかない。 そこで、オルフェの背中に、腰部パーツを組み替えた翼を増設することにした。 これはアルトレーネの発売前に、雑誌で見た組み替え例だ。 安藤の親戚が、アルトレーネの開発会社に勤務しているとのことで、現在入手困難なアルトレーネの装備を、無理矢理借りさせた。 これで一回の接敵で出せる手数は、エスパディアより多くなる。 「……それ、戦闘中の手数の意味とちがくねーか?」 「いいだろ、別に。勝ったんだから」 そして、蜂須に後からクレームを付けさせないためにも、誰にでもわかる圧倒的な勝利を演出する。 それも初手奇襲による一回の接敵で、である。 そこで考えたのが、先ほどの、大型のサブアームで相手を押さえ込む戦法だ。 相手が手も足も出ない状態での、決定的な勝利。 これなら誰も文句は言えまい。 この一週間のトレーニングは、オルフェが装備を自在に操れるようにすることと、副腕を持った神姫を押さえ込む、という動きに絞りこみ、それを徹底的にたたき込むメニューを作った。 結果は大成功と言っていいだろう。 だが、大城はまだ首を傾げている。 「だけどよ。俺が奴らを見張っていたことに、何の意味があるんだ?」 「それはこの策の大きなポイントだ。 そもそも、玉虫色が安藤を侮っていて、何の対策も行わず、エスパディアのデフォルト装備で戦うことが、大前提の策なんだ。 ヤツが何か対策をするなら、策を練り直さなくちゃならない。『ポーラスター』来られても困る。 そのためにどうしても、監視役が必要だった」 平日来ない遠野が監視役では怪しまれる。 菜々子やシスターズは、オルフェの練習相手に必要だ。 だから、大城にしかできない役目であり、「何もない」という日々の報告が作戦の成功を裏付けたのだった。 「まあ……そんならいいけどよ」 つっけんどんな口調だったが、大城の顔はまんざらでもなさそうだった。 ◆ バトルが終わった後、その衝撃的な勝利の余韻が、いまだに安藤を震わせていた。 自分の両手を見つめている。 手のひらはじっとりと汗ばみ、いまだに細かい震えが止まらない。 それほどに、安藤にとって、今のバトルは衝撃的だった。 百パーセント勝てない、と言われていた対戦だった。 それを覆すために、バトル前から戦いは始まっていた。 知略を尽くした作戦と、それを可能にするための事前の特訓メニュー。 死にものぐるいで身につけた、バトルの基本と技、そして対策のための動き。 オルフェと二人で強敵に挑み続け、戦い抜いた一週間。 その結果、オルフェは、ミスティの必殺技『リバーサル・スクラッチ』さえ、展開したアームで止めることに成功した。 安藤の想い、オルフェの想い、この試合に運命を賭けられた少女の想い、仲間たちの想い、安藤たちを支えてくれた『ポーラスター』の人々の想い。 そして、厳しい訓練を支えた、マスターと神姫の絆。 それらすべてが、この五三秒に結実していた。 安藤は、はじめて遠野に会ったときの、彼の言葉を思い出す。 「すべての要素が噛み合って、はじめて勝利を手にすることができる」 まったくその通りだった。 すべての要素が噛み合ったとき、まるで流れるように、思った通りに試合は進み、興奮が一気に沸き上がった。 だから、最後の一撃の時、思わず叫んでいた。 そして、試合が終わった今も、震えが止まらない。 アクセスポッドが軽い音を立てて開いた。 「マスター! わたし、勝ちました!」 すぐに、安藤の神姫が顔を出し、彼を見上げてそう言った。 花咲くような笑顔。 安藤はまだ回らない頭で言葉を探しながら、答えた。 「そう、そうだな……オルフェ、よくやった……」 口をつく言葉も震えている。 だが、言葉にしたことで、安藤の心の底から、ようやく溢れてくる気持ちがある。 それは歓喜だった。 開いていた両手を握りしめる。 安藤はオルフェを見つめ、笑いかけた。 「そうだよ、オルフェ、お前は……最高だ!」 「はい!」 興奮気味のマスターに、オルフェも表情いっぱい喜びを露わにした。 ◆ 「み、認めない……こんなバトル認めないぞ!」 放心していた蜂須が叫びだしたのは、筐体の表示が待機状態に戻ったころだった。 蜂須の怒鳴り声に、歓声が徐々に収まってゆく。 蜂須は顔を真っ赤にして、安藤に大声で文句を付けた。 「オレが、てめえみたいな初心者に負けるはずがねえ! 今のは練習だ! これから本番、もう一回勝負だっ!」 「ああん? 自分が負けたからって、何勝手こいてんだよ」 肩をすくめて応じたのは有紀だった。顔に呆れたような笑みを浮かべている。 「ふざけんな、今のは練習だったから、ちょっと油断して手ぇ抜いてたんだよ! そうじゃなきゃ、オレが負けるはずがねえだろ!」 「は、そんなの、油断してたお前が悪いんじゃねーか、明らかに」 「うるせえ! とにかく、今のバトルは無効だ! もう一度勝負しろ!」 「勝ったのに、もう一度バトルしてやる理由がねえだろ、バーカ」 「黙れ、デカ女! オレは安藤に言ってんだよ!」 蜂須が激しく睨みつけている。 安藤は静かに蜂須を見据えた。そしてはっきり言った。 「断る」 「なんだとぉ!? てめえ、練習試合で、しかもまぐれで勝っといて、勝ち逃げする気かよ!」 「するさ、勝ち逃げでも何でも。今のは練習じゃない、俺は真剣に戦った。まぐれだって勝ちは勝ちだ。もう二度と、あの条件でバトルする気はない」 「くそっ、卑怯者! だいたい、こっちがノーマル装備で戦ってやってるのに、お前は武装強化しやがって……どこまできたねえんだよ、てめえは!!」 その発言に、梨々香が肩をすくめて反論した。 「ノーマル装備で勝ったら、美緒ちゃんにやらしーことするって条件を出したの、そっちじゃない。それで喜んでノーマル装備でバトルしてたのに、相手を卑怯者呼ばわりはないんじゃない?」 すると、ギャラリーが一斉にブーイングをした。 その声があまりにも大きくて、安藤が驚いたほどだ。 ギャラリーはわかっている。卑怯なのは玉虫色の方だということを。 そもそも、彼をいけ好かないと思っている常連は多い。 今まで溜まった鬱憤が、ここで吹き出したのだ。 蜂須は戸惑いながらも、それでもなお食い下がろうとした。 「だ、だったら、今の勝ちは認めてやる。三本勝負にしてやるよ。先に二勝した方が勝ちだ!」 「負けたから三本勝負にするって……小学生じゃあるまいし」 心底呆れた表情で涼子が言う。 ブーイングはさらに強まった。 「うるさいうるさいっ! オレは三強だぞ!? このゲーセンで三本の指には入る強さなんだぞ!? こんな初心者のバカに負けたなんて認めるか!」 「……いい加減にしとけ、玉虫色の。もうお前は三強とは呼べん」 「な、なんだと……!?」 蜂須は驚いて、その声の主に顔を向けた。 ギャラリーの中に立っているその人物は、坊主頭で筋肉質の男だった。 彼は、蜂須と同じ『三強』の一人、『ヘルハウンド・ハウリング』のマスター・伊達正臣である。 「な、何言ってんだよ、ヘルハウンド……」 「初心者に油断して後れを取ったヤツに、三強を名乗る資格なんかない。しかも、女を弄ぶ権利を賭けてのハンデ戦なんて……バトルに対して誠意がないにもほどがある」 「あんなのはまぐれだ! ただのまぐれ、運が良かっただけだ!」 「本当にそう思ってるのか、玉虫色の」 「な、なんだよ……」 「あの戦い方を見て、なんとも思わなかったのか。 そこのアルトレーネ・タイプは、戦う前から作戦を立て、きっちり準備してお前とのバトルに望んだ。お前が実力差に溺れて、油断してくることも計算に入れて、な。 そのくらい、端から見てたってわかる。 初心者の彼の方が、よほどバトルに誠意があったぞ」 その言葉に、蜂須は激昂した。 「うるせえよ、ヘルハウンド、オレを裏切る気か!?」 「味方ができないような状況にしたのは、おまえ自身だ」 伊達は蜂須の言葉を静かに受け流した。 そして、淡々と言葉を続ける。 「最近じゃ、三強の株はガタ落ちだ。 『エトランゼ』とのバトルじゃ一方的に負け、『アーンヴァル・クイーン』には相手さえしてもらえず、虎実は俺たちを押しのけてランバト一位獲得……。 それで今日は、初心者に後れを取って敗北……三強という称号にとどめを刺したのはお前だ、玉虫色」 蜂須は愕然とした表情のまま言葉もない。 ギャラリーも、伊達の言葉に、静かに耳を傾けていた。 「今日限り、『三強』という称号をおしまいにする。俺はもう、そう呼ばれるのをやめる。今日からはただの『ヘルハウンド・ハウリング』だ。そしてもう一度ランバト一位を目指す。お前も一神姫プレイヤーに戻れ」 「冗談じゃねぇ! てめえ、勝手に決めんな……」 蜂須の声が尻すぼみになる。 彼の声をかき消して、ギャラリーから時ならぬ拍手が起こったからだ。 皆、ヘルハウンドの潔さを賞賛していた。 伊達はそのまま、蜂須に背を向けて、ギャラリーの中に消えた。 その隙間から、こちらを見て首を振り、やはり背を向けた男が見える。 もう一人の三強『ブラッディ・ワイバーン』のマスターだった。 蜂須は呆然とする。 彼も伊達と同意見と言うことだった。 「認めねぇ……」 蜂須はようやくに声を絞り出し、安藤たちを憎悪の視線で睨んだ。 「こんなの、俺は絶対に認めねぇぞ! ちくしょうっ! 覚えてろよ、てめえら……っ!!」 捨てぜりふを残し、蜂須はゲーセンから小走りに立ち去った。 あとに、彼のチームのメンバーたちが続く。 こうして、『ノーザンクロス』における、三強の体制が崩壊したのだった。 ◆ 「自分から三強やめるなんてな……遠野、ここまで予想してたのか?」 「まさか。……だが、俺たちの望んだとおりになった。結果オーライだ」 腕を組んで、遠野は静かにそう言った。 菜々子は隣でそっと微笑んでいる。 三人は視線をかわし、静かに笑った。 やがて、安藤がLAシスターズの四人と共に、こちらへとやってきた。 安藤と美緒は並んで遠野の前に立つ。 「遠野さん、ありがとうございました!」 二人は深々とお辞儀する。 二人の後ろでは、シスターズの三人もかしこまって礼をした。 安藤は遠野に心から感謝していた。彼の策がなければ、今頃本当にどうなっていたのか分からない。 だが、顔を上げた安藤に、遠野は手を振って言った。 「あー、お礼なんかいい。俺は大したことは何もしてないし」 「え……でも、遠野さんの策と訓練メニューがなければ……」 「あんなのは、偉そうに命令してただけだろ。礼を言うならむしろ、協力してくれた八重樫さんたちと、久住さん、大城にしてくれ」 ぶっきらぼうな口調に、安藤は困ってしまった。 後ろで吹き出す音がする。 涼子だった。 彼女は安藤に耳打ちするように、 「照れくさいのよ、師匠は」 と言った。 なるほど、明後日の方向に視線を投げているのは、実は照れ隠しなのか。 陸戦トリオにLAシスターズ、そして安藤が、ようやく緊張を緩め、誰もが笑っていた。 ようやく訪れた、穏やかな時間。 ふと、遠野がこんなことを言い出した。 「チームを作るか……」 その場にいた全員が、思わず遠野を凝視する。 実は以前から、菜々子や大城が「武装神姫のチームを組もう」と言っていた。 しかし、遠野はそれに乗らなかった。彼はバトルロンドで勝敗にこだわっていない。だからチームを組むメリットがない、現状維持で十分、というのがその理由だった。 ところが、遠野が自分から言い出したのだから、驚いて当然である。 「どうしたの、急に?」 「今回の件で、気が変わった。 ……どうも俺は、誰かの世話を焼くのに、自分が納得の行く理由が必要らしい。 チームメイトなら、理由には十分だろう?」 菜々子がと大城は、顔を見合わせ、同時に遠野を見た。 珍しく、優しい表情で皆を見渡している。 すると二人は、先を争うように、焦りながら遠野に尋ねた。 「それで、わたしは数に入ってる!?」 「俺は、俺はメンツに入れるんだろうな!?」 「……君らがいなくて、どうやってチーム作れって言うんだ、俺に」 遠野は不思議そうな顔をしてそう言った。 二人は喜びのあまりハイタッチなんかしている。 わけがわからない。 遠野にしてみれば、二人がいなければ最低限のチームにもならず、むしろ困る。 だが、自分のチームのメンバーになっても、大してメリットがない。これからはじめる弱小チームだ。 チームメイトになったところで、喜ばしいなどとは、到底思えないのだった。 ところが、二人よりも焦っている人物がいた。 遠野の一番弟子を自称する涼子は、胸ぐらを掴みあげかねないような勢いで詰め寄った。 「遠野さん、わたしは!? 私はチームに入れますか!?」 続いて、他の三人も遠野に詰め寄る。 「わたしも遠野さんのチームに入れてもらえませんか?」 「あたしは菜々子さんの一番弟子だから、当然入れてもらえますよね!?」 「わたしだけ仲間外れはなしです!」 美少女四人に詰め寄られ、遠野はどん引きしていた。 なんでそんな必死な顔して、俺のチームに入りたがるのか。 そんな疑問を払拭しきれなかったが、それでも遠野はこう言った。 「ああ……君らなら、断る理由がない」 四人は、きゃー、と喜びの声を上げた。 元からLAシスターズは誘う予定だったので、ある意味予定通りだったが、どうにも解せないといった表情で、遠野は首を傾げた。 当人は気が付いていないが、あの『ハイスピードバニー』がチームを組むと言って、メンバーがその名を知られた『エトランゼ』と、現ランキングバトル・チャンピオンだったら、このゲームセンターで注目を集めない方がおかしいというものである。 「で、俺から一つ、メンバーのみんなに提案があるんだけど」 ひとしきり騒ぎが収まったところで、遠野はみんなに向かってこう言った。 「このメンバーだと、チームで飛行能力を持つ神姫が圧倒的に不足してる。そこで、『三強』を倒した期待のルーキーをスカウトしようと思うんだが……どうかな?」 遠野はメンバーをぐるりと見回したあと、安藤に視線を投げた。 口元に笑みを浮かべてみせる。 メンバーは皆、笑って頷いていた。 ああ、そうか。 なぜ、美緒たち四人が、遠野のことを尊敬しているのか。 安藤はようやく分かった気がした。 ◆ 「俺は、武装神姫を続けるよ」 数日後。 すでに恒例と化した、屋上での昼食。 美緒が持ってきた手作りのお弁当を、満面の笑みで食べ尽くしたあと、安藤がそう言ったのである。 「チームに入るの?」 「うん。誘われたってのもあるけど……あの遠野さんに付いていきたいと思ったんだ。 それに、この間の対戦が忘れられない。……バトルロンドって、すごく面白いよな」 微笑みながら言う安藤は、いつもながら爽やかだ。 美緒はそんな彼をまぶしそうに見つめた。 ふと、思いついたことを口にする。 「でも、玉虫色との対戦……なんであんなに頑張ってくれたの?」 美緒が傍目に見ても、クインビーとの対戦までの一週間の訓練スケジュールはスパルタだった。 一週間でエトランゼの必殺技を受け止めようなんて、無謀すぎる。 しかし、遠野の提示した訓練メニューを、安藤とオルフェは忠実に、そして完璧に実行したのだった。 それは並大抵の努力ではない。 安藤は、少し口ごもるように、答えた。 「ああ、それはさ……好きな女の子守るためなら……やるよ」 「…………え?」 「俺、八重樫のこと好きだから」 彼女自身が予言したとおり。 美緒の視界の中で、天と地がひっくり返った。 「お、おい、八重樫! 大丈夫か!?」 美緒はあまりのことに卒倒した。 そして、美緒を抱き起こす安藤の視界の外。 盗聴していた数十人の女子は、一斉に卒倒していた。 ◆ 安藤智哉にとって、八重樫美緒は、理想の彼女像の塊だった。 安藤の姉・智美は、智哉にとってコンプレックスの対象である。 外ではカリスマモデルとして活躍する姉であるが、家では男勝りで乱暴、弟を顎で使う傍若無人な人物だ。 しかも、美人でスタイルもよく、頭もいいし運動もできる。そして、溢れ出るカリスマ性。 いつしか、智哉の嫌いな女性像は姉・智美になっていた。 彼女にするなら、大人しい女の子がいい。図書館で本を読むのが似合うような、知的な美人だ。 スタイルはいいに越したことはないが、姉のようなモデル体型の痩せぎすはごめんだった。健康的なスタイルの女の子がいい。 そして、性格は優しいのがいい。明るくて、気遣いができて、落ち着いた性格の女の子。 姉とは全く正反対。 そんな都合のいい女子がいるだろうか? いるはずがなかった。なにしろ、世の女性は皆、Tomomiのようになりたいと思い、ファッション雑誌を買うのだから。 だが、安藤は出会ってしまった。 高校入学の日、クラスメイトになった女の子。 八重樫美緒は、彼の理想のすべてを兼ね備えていた。 つまり、安藤は美緒に一目惚れだったのだ。 ◆ こうして、安藤を巡る闘争は終わりを告げた。 女子連は、戦う前から、美緒に敗れていたのだった。 戦いは、いつも、むなしい。 (少女と神姫と初恋と・おわり) Topに戻る>
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/23397.html
登録日:2012/06/19(火) 15 07 50 更新日:2022/12/17 Sat 12 35 29 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 Niθ アクションフィギュア キシマさん ケンタウルス コナミ ヅカ系 トロンベ フィギュア プロキシマ 不遇 午子 巨乳 武装神姫 玩具 美人 青髪 プロキシマとはコナミの展開する武装神姫シリーズに登場するキャラクター、及び同名のフィギュアである。 通称キシマさん。 デザイナーはデモンベインで有名なNiθ氏。 製造はO.P.FことOvest Pozzo Fabbricaとなっている。 モチーフはケンタウルス。 CVは朴ロ美さんが担当。 相方に触手型マリーセレスいる。 2011年7月にはカラバリのプロキシマ スピネルも発売された。 AI設定 基本設定は男勝りな凛としたものを感じさせる、いわゆるヅカ系。 そのためか女性マスターからの人気も上昇しているようだ。ちなみに僕っ娘。 武装 ケンタウルスのモチーフ通り背部ユニットの後脚とスタビライザーを展開した際の4脚モードが最大の特徴。 4脚モードでの安定性は異常に高く跳ね馬のポーズすら可能。 モノトーンのカラーリングから他の神姫の武装とも合わせやすい。反面、デザインが単体でまとまっているためか単体での組み替えの幅が狭く不遇とも… 近接武器は2本のナイフ「ハダル&アゲナ」 射撃武器は弓っぽい展開構造を持つ銃「アルナイル」 2門のライフル「イクシオン」。背部ユニットに装備することもできる。まるでIWSP装備みたいだぁ…(直喩) 全ての武器を組み合わせることで、大鎌状の武器「ケイローン」が完成する。 「ケイローン」は組み替えることで大弓「サジタリウス」にすることもできる、 スピネルのみの武装としてランスの「ブラックネッソス」がある。 ヘルメットはマスクにすることもできるが、角っぽいデザインになる。 スピネルの角はオリジナルよりも大きく曲がっているように見える。なんか金だし紫だし聖闘士星矢じみてないか? さて、真面目な解説はこれくらいにして本題へ入ろう。 この神姫…… 美人なのだ 美人なのだ 大事なことなのでもう一度言います。 美人なのだ ヅカ系の名に恥じぬ中性的で整った顔立ちは、まさに美人という表現がしっくりくる造形である。 頭のサイズも一般的な神姫に比べ一回り小さく小顔で、tall素体もあいまって他の神姫にはない雰囲気を醸し出す。 さらにはデフォルトがL胸と地味に巨乳。 スタイル抜群である。 また、目のハイライトの入り方が絶妙で角度によって様々な表情を見せてくれる。 特にこれは神姫全般に言えることでもあるが、見上げるアングルはもはや最終兵器。 これだけでエアパスタ1週間はいける。いやマジで。 是非各自でググるなり、店頭に脚を運ぶなりして確認してほしい。 きっと諸兄の琴線に触れるものがあるハズだ。 ゲーム作品では 「バトルマスターズMk.2」に参戦。このとき 僕っ娘 であることが明らかになった。 「バトルコンダクター」には、神姫は実装されていないがボスキャラの武器として「ケイローン」のみが実装されている。 癖のなく扱いやすい性能で、爆風付きの攻撃ができる両手ライトガンという貴重なポジションにある。 追記・修正は彼女をお迎えしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1185.html
紅き星の下、月を臨む者(前編) まずは“妹”のロッテちゃんがセカンドへの昇格権をゲットしましたッ! こうなると三姉妹の“長姉”であるあたし・アルマも負けてられません。 心の奥では不安と期待に闘志でいっぱいですけど、まずはそれを押し殺し 勝利の凱旋をしてきたロッテちゃんを、皆で労う為に出迎えてあげます。 「ロッテ、見事だっ!これで一歩上に望めるな、良い働きだぞ有無ッ!」 「……正直ヒヤヒヤしたけど、あの逆転劇とかかなり出来過ぎなんだよ」 「みんな、ありがとうございますの~♪でも、まだ気は抜けませんの!」 「そう、ですね……皆で上に行かないと意味はないですからね、うんッ」 『槇野晶さん、アルマのバトルが開始出来ます。オーナー席までどうぞ』 あたしとマイスターの名前が喚ばれました。マイスターが作っている、 “Electro Lolita”製のジャンパースカートを翻し、あたしはゲートの ステップに立って着席したマイスターを振り返り……こう言いました。 「精一杯、頑張ってきます!見ていてください、あたしの戦いッ!!」 「有無、蹴散らしてこい!アルマならばきっとやれる、期待するぞ!」 「アルマお姉ちゃん、早くわたしの所まで来てくださいですの~っ♪」 「……でも気を付けて、今回のフィールドは海上基地らしいんだよ?」 クララちゃんが、何か気になる事を言いました……海上基地、って事は 周りは全部海……って事なんですよね?そうなると、位置取りには気を 配らないと、不利になりそう……でも、あたしにはモリアンがいます! “彼女”を信じる事にして、あたしはヴァーチャル空間に没入します。 『アルマvsティテュス、本日のサードリーグ第13戦闘、開始します!』 「行きますよ、エルテリア!モリアン!……はぁぁぁっ!!」 『待てアルマ、すぐに跳べッ!!』 「え?き、きゃあぁぁぁあ~っ!?」 そうして、あたしは勢いよく駆け出しました……けど、すぐ恐ろしい事に 気付いたんです……ゲートの先は足場がない、空の上だったんですよ!? 慌てて踏み切り、三角飛びの様に床と右の壁を蹴って、足場に跳びます。 この服装が災いして、飛距離はギリギリ届く位でした……だけどその時! 「──────ッ!?来る……下ッ!?」 「ほほほほほ、お逝きなさいなッ!」 「せいッ!!……きゃうんっ!……いたたた……」 遙か眼下……つまり海中から、鎖に繋がれた槍が飛び出してきたんです! 恐らく射出か投擲をされたその槍は、まっすぐにあたしを狙ってきます。 でも、あたしだって串刺しにされる趣味はありません。エルテリアを抜き 薙ぎ払う事で、槍の直撃を退けました……着地は無様でしたけど、うぅ。 「痛た……な、なんですか今の!?」 「おほほほほほ!大半のお馬鹿さんはダメージを受けるんですけど……」 「だ、誰ですかっ!?何処に居るんですかっ!!」 「何処を見てらっしゃるの?全く、地上しか歩けない無能は……ふっ!」 「あ、あぁ……海中から、これは……“スキュラ”っ!?」 海を割る様な轟音と共に飛び上がってきたのは、神姫の人を模した姿と 一線を画した、奇妙なモジュールを装備したイーアネイラタイプです。 上半身はイーアネイラ素体ですけど下半身は人魚型のそれではなくて、 獰猛そうな獣の頭を始めに、禍々しくて太い前足と鳥類の様な後ろ足、 塗装とパーツ替えで蝙蝠の様なデザインに代わったエウクランテの翼、 女王蜂の様に膨らんだ腰と、先から伸びる長い尾……先端には鋭い針。 そして、モジュールの所々に生えている鋭いヒレ……ギリシャ神話とは 少々違いますけど、モチーフ的に“スキュラ”だと思える形状でした。 「そう、わたくしはティテュス。貴女を蹴散らしてセカンドに往く者!」 「さ、させませんよ。今日はあたしがセカンドに登るんですからっ!」 「そんなナマクラ一本で?!おーっほっほっほ……お逝きッ!!!」 「ッ!その技は、一度見ましたッ!!」 『“W.I.N.G.S.”……Execution!』 「くっ!?」 獣の首に鎖で繋がれた槍を投擲するティテュスさん。鋭い一撃ですけど、 さっきの奇襲で使われたそれと同じ技です。しかも安定した足場の上なら 弾けない道理はありません!逆手に構えたエルテリアで斬り払いました。 同時に、ジャンパースカートから“レーラズ”へと“変身”しますッ!! 「ふぅん、さっきのはマグレじゃなかったのね?しぶとい悪魔です事」 「……あたしは、もう悪魔じゃないです。モリアンッ!!」 『No problem(すぐに支援出来ます)』 「なっ!?……くっ!?このメカは、先程の天使が使った……!?」 「あたしは戦乙女、でもそれも今日までです……あたしは進化します!」 「ぐぁっ!?なんのこれ位で……くあうっ!?」 あたしの呼びかけに応じフィールドに転送されたモリアンは、白熱化した アウトレイジを振り上げ、ティテュスさんへと大上段に斬りかかります! それを凌がれだ瞬間、あたしとモリアンの立ち位置は入れ替わり……剣を 振り抜いて、海の魔物を仕留める為に上半身……特に喉を斬りつけます! 「ぐ、くぅ……穢らわしいッ!!離れなさい!!」 「きゃんっ!?……さ、さすがに一太刀では仕留められませんね」 「貴女みたいな小娘にそうそうやられてたまりますか、ふっ!」 「え?……海に飛び込んだ!?ま、待って下さ……きゃあっ!!!」 しかしすんでの所で止められて、あたしは前足で吹き飛ばされました。 ダメージ量もさる事ながら大きくノックバックしてしまったあたしは、 海上基地の台座から飛び降りて海に消える彼女を、追えませんでした。 ──────海中からミサイルが飛んできたのは、その直後の事です! モリアンはどうにか避けましたが、あたしは爆風に巻き込まれました。 「ぐ……う、ぅう……こ、これはッ!?」 「ほ~っほっほっほっほっほ!これでわたくしは最強無敵ッ!!」 「ま、まるで潜水艦みたいですね……モリアン、行けますか?」 『No problem(これしきなら、問題有りません)』 ──────この程度で、負けられませんッ! 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1186.html
紅き星の下、月を臨む者(中編) 海中に潜ったティテュスさんの姿は見えないまま、相変わらずミサイルが 驟雨の如く降り注ぎます。海上基地の床は爆風で徐々に破壊されていき、 あたし達が避ける空間もそれに伴って狭まっていきます……不利でした。 「おお~っほっほっほっほ!そのままスクラップにしてあげますわ!!」 「……そんな事。あたしのちっぽけな誇りでも、許しませんッ!」 『No problem(その意図は叶えられます)』 「モリアン……有り難うございます、行きましょうッ!」 『アルマよ!水中では剣のみが頼りだ、気を抜くなよッ!』 マイスターの助言に肯いて、あたしとモリアンは海上に飛び出します。 そのまま疑似重力に沿って堕ちて、その間に“レーラズ”のスカートが 窄まる様に変形します。同時に腰には“ヨルムンガルド”が装着され、 それと同時に、あたし達……ううん、“あたし”は海中へと没します。 「おほほ!切羽詰まって飛び込むなんて……水中装備のない神姫が!」 「そう、何もなければ沈んでいって……そのまま領域離脱で負けますね」 「……え?!こ、この声は……海中に堕ちたのに、一体ッ!?」 あたしの姿を見失ったティテュスさんが、慌てて周囲を警戒してます。 でもその時、既にあたしは“死角”から攻める準備を整えたんですよ。 海中に配するは、十二本の“剣の騎士”。その全てが、上を狙います! 「あたしは紅星の閃姫(ロードナイト・ヴァルキュリア)!その名は……」 「く……声は……下!?まさか……あ、ぁぁっ!?その姿はッ!」 「誇りを伴い、敵を討つ絶対の称号です!……ゴーッ!!」 「く、くぅぁぁあああっ!?こ、このっ!邪魔よッ!!」 彼女が驚いたあたしの下半身は、鋼で出来た人魚の尾を纏っていました。 その尾はあたしの胸や肩まで覆い尽くした、完全な水中戦用装甲ですッ! “マーメイド・フィギュア”。この為にある、“アルファル”の姿です。 あたしは“マビノギオン”に備え付けられた電磁ブースターを噴かして、 一気に上昇……先程の様に、ティテュスさんのすぐ側へと肉薄しますッ! 「隙有りですよっ……はぁぁッ!」 「ぎゃうっ!?こ、このっ……串刺しにしてあげますわっ!!」 「くっ!?水中戦特化、なんですねその装備は……!きゃわっ!?」 エルテリアの一閃は効果的な斬撃を与える事が出来ましたが、なお彼女は 下半身の前足を変形させ、巨大ニードルガン……或いは槍の射出機……を 展開、あたしを串刺しにしようと執拗に繰り出してきます。その穂先は、 水中でより飛距離が伸びる様に、スクリューの様な加工がされています。 “アルファル”の装甲は一撃の威力が重いと、防御が一切機能しません。 あたしは、至近距離からのラッシュを避けるだけでも精一杯の状況です。 「当然、わたくしはティテュス!“オケアノスの伴侶”たる海の女王!」 「くっ!……きゃっ!?し、尻尾の鞭まで……動きが素早いですねっ」 「ほほほ!何時まで串刺しにならずにいられますかしらっ!!」 「……でも、貴女も防御には気を遣った方がいいですよ!」 「なんですって……そ、そう言えばあの剣達は!?」 いくら“人魚の脚”が高機動でも、本職にずっと敵う物じゃないです。 でも、あたしだってやられっぱなしじゃありません。体力を削られつつ エルテリアの能力で剣を招き寄せ……逆襲の機会を伺っていたんです! 「出でよ神鳥エルディナス、イェナエルとフェルエルッ!!」 「ひゃっ!?く、鳥!?鳥が両肩を……は、離せぇッ!?」 「そのまま抱え上げて!陸に引っ張り上げてくださいッ!!」 「うああああっ!?は、離しなさいバカ鳥ッ!?」 彼女の背後で十二の刃は、二羽の鳥に合体。彼女の装甲が最も薄い両肩を フックで掴み上げて、そのまま海上へと引っ張り上げていきます!必死に ティテュスさんは振り解こうとしますが……あたしの意思力と魔剣の力で 強化された刃の鳥は、簡単に彼女を離しません。あたしはその後を追って 両手の電磁ブースターと背の水中電磁ポンプジェットで、急上昇します! 「うわあぁぁっ!?し、しまった水から……は、離しなさいっての!」 「無駄です、ティテュスさん!あたしの意思がある限りはッ!」 「ならば、叩き落としてあげますわっ!!そらそらっ!!」 「く……モリアン、海上に出たら“フライヤー・フィギュア”です!」 『No problem(離水直後に変形します、備えてください)』 「上出来です……そぉ、れっ!!」 「なっ!?人魚の尾が、飛行用バックパックに……!?」 彼女は蜂の腹部の様な腰を左右に開いて、無数のミサイルを乱射します。 あたしはそれを時に防御し、時に迎撃しつつ海上へと一気に飛び出ます! その瞬間モリアンは変形、巨大水平翼を持つ飛行モジュールになります。 そのまま海上基地の上で拘束されている彼女の元へ、高速で飛んで……! 「モリアン、“シリンダー・フィギュア”!零距離射撃ですッ!!」 『No problem(エネルギーは確保してあります、トリガーどうぞ)』 「これはコンボ技……名付けるなら“ムーンライト・ロンド”です!」 「ぐっ!?や、やめ──────」 「……フォイエルッ!!」 「ぎゃあぁあああぁあぁぁぁっ!?」 飛行ユニットから、大型ギガビームガトリング砲に変形したモリアンを 保持。そのまま零距離状態で撃ちまくります!集束率が若干弱いですが 速射性能は全形態中で随一!見る間にその装甲は吹き飛び、獣の頭等も 砕け散っていきます……!大ダメージを与える事に成功したあたしは、 そのまま自由落下に任せて海上基地への床面に着地、距離を取ってから 鳥に掴まえられていたティテュスさんを解放して、地面に落とします。 「ぎゃうっ!?……お、己!おのれおのれおのれぇぇっ!!」 「……もうやめませんか?これ以上となると、手加減は出来ません」 「黙りなさい!わたくしのプライドはズタズタですわ!赦しませんッ!」 「なら、あたしも己のプライドにかけて貴女を倒します……モリアン」 『No problem(お供致します)』 ──────勝負は一撃、いよいよ最後の時です! 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/25506.html
登録日:2012/03/25(日) 21 08 26 更新日:2024/04/13 Sat 21 08 29 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 BATTLE MASTERS コスプレ 公式が病気 搾取 搾取←望むところだ! 武装神姫 本項目では武装神姫のコスプレについて取り扱う。 コスプレとは武装神姫の遊びの一つ。 公式配布の服やドール付属の服を着せることである。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- # # # # ちゃんと説明しろ! ∧_∧# E)(#`゚Д゚)(ヨ UY YU # ここからが本題 このコスプレ、やっぱりというか当然というか武装神姫BATTLE MASTERSにも収録されているが…… これが腹筋崩壊モノであるとは誰が予想しただろうか。 以下、内容 ゲーム内で神姫をコスプレさせるには対応パーツを装備させればよい。 物によっては他のパーツが物理的に隠れてしまうが、気にしなくてよいだろう。 見た目重視のパーツだから隠れて当然だし、何より武器内蔵防具も隠れるから不意打ちには最適である。 性能は総じて高性能な物が揃っている為、組み込んでいるマスターも多いはず。 場所によっては違和感全開だがな! そんなコスプレだが、専用大会も用意されている。 参加条件は簡単 対応するコスプレするだけ! ラインナップ アリス・リデル ゴスロリ服、防具五つ 帝国魔女 魔法少女服、防具四つ いばら姫 和ゴス服、防具三つ 以下はMk.Ⅱから ポリス 防具四つ シスター 防具四つ ダウンロード系 スクール水着 装着部位はボディのみ 白もある セーラー服 防具四つ スクール水着と一緒にダウンロードすると……↓ スク水セーラー服 文字通り、セーラー服の内側にスク水を着用するという破壊力抜群のコスプレ 専用大会は無い、残念! もちろん白もある メイド服 防具五つ 以下はMk.Ⅱから 浴衣(桃) 防具三つ 他の色もあるように思えるが、これだけである 他の色も出す予定だったのだろうか? 和三盆 防具四つ 浅井服のアレ 黒色がラインナップに入っている パジャマ 防具四つ+武器二個 何気にコスプレ初の武器同梱セット 幼稚園 防具五つ 色々な意味で破壊力抜群 Dixies制服 防具四つ ウェイトレスである Yシャツ 装着部位はボディのみ 裸Yシャツは浪漫だと思わないかね? というかこんなの出して大丈夫か? KONAMI「大丈夫だ、問題無い」 体操服 防具四つ×二種 藍とピンクの二種セット でも公式大会に対応するのは藍だけ きらめき高校制服 防具四つ 伝説のアレ 伝説のワンピース 装着部位はボディのみ 詳しくはぜるのんシナリオ参照 ウェディングドレス 防具六つ+武器一個 最後の配信パーツ 色々な意味でアレである これだけのラインナップがあるが、なんと神姫達が特定のコスプレ姿や大会について色々喋ってくれる。 その中には爆笑してしまうものも…… 追記修正はコスプレバトルを全制覇してからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shining-e/pages/5.html
-ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 -このページは自由に編集することができます。 -メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます ■ 新しいページを作りたい!! -ページの下や上に「新規作成」というリンクがあるので、それをクリックしてください。 ■ 表示しているページを編集したい! -ページ上の「このページを編集」というリンクや、ページ下の「編集」というリンクを押してください。 ■ ブログサイトの更新情報を自動的に載せたい!! -[[お気に入りのブログのRSSを使っていつでも新しい情報を表示できます。詳しくはこちらをどうぞ。 http //atwiki.jp/tools/blogrssmaker.html]] ■ ニュースサイトの更新情報を自動的に載せたい!! -[[RSSを使うと簡単に情報通になれます、詳しくはこちらをどうぞ。 http //atwiki.jp/tools/rssmaker.html]] ■ その他にもいろいろな機能満載!! -[[詳しくは、FAQ・初心者講座@wikiをみてね☆ http //www1.atwiki.jp/faq/]] **分からないことは? -[[@wikiの詳しい使い方はヘルプ・FAQ・初心者講座@wikiをごらんください。メールでのお問い合わせも受け付けております。 http //www1.atwiki.jp/faq/]] -[[ユーザ同士のコミュニケーションにはたすけあい掲示板をご利用ください http //bbs.atwiki.jp/]]
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2001.html
スバル「Raven and Cat、1・2・3話座談会~」 どんどんぱふぱふ~… 香鈴「ね~、結局のところ…何が言いたいの?」 スバル「まだ言えないよ、それは」 彩里「私の出番少ないです」 スバル「一応作者さんは、彩里メインの話も作ろうかな?って言ってるけど」 彩里「作ろうかな?じゃなくて…作って下さいよ」 スバル「私に言わないでよ」 春姫「…それよりも1・2・3話で分かったことを話すんでしょ?」 神無月「とりあえず、第一話は姫…いえ、長月スバルが新しい神姫を購入したことと、 その神姫の名前が『香鈴』であること」 スバル「んで、第二話は謎の悪魔型『レイヴン』の登場、残虐な行動に目を引かれたわね… その後のキミ達の闘争は微笑ましいものだったけど(クス」 香鈴「あ、今笑った!!笑われることなんてしてないのにぃ~!」 彩里「お嬢様は、“微笑ましい”って言ったんだ。笑ったわけじゃない」 春姫「口喧嘩はストップ!キリがなくなるから。 そして、第三話…その謎の悪魔型の名前がKARASUと明らかに。 ちなみにスバル…もといマスターはここで初めてレイヴンの存在を知るわけね」 スバル「とまぁ…まとめちゃったけど、解りにくいよね?」 神無月「そこら辺は作者が悪いということで。それで、今後の展開は?」 kuon「まぁ、とりあえずレイヴンのことを春姫達に言うのか…という感じが次の話に出てくるかな」 香鈴「あ、駄作者が出てきた」 kuon「駄作者言うな!」 彩里「その後は!?」 kuon「言えるわけないだろう、ここで」 彩里「…ちっ」 神無月「第4話の更新はいつするつもりですか?」 kuon「…今月中にはしたいかなぁ、なんて」 スバル「…結局のところ未定と」 kuon「恥ずかしながら」 春姫「第三話更新したのだってつい最近だし、もしかしたら完結できないまま来年が終わるかも…!」 スバル「不吉なこと言わないの。作者さんだって頑張ってるんだから」 KARASU「…私もっと壊すから…あの子と一緒に」 全員「!?」 春姫「我が宿敵見つけたり~!!!!」 香鈴「んにゃ~!!」 彩里「ちょ…!?待て、春姫!香鈴!!くそっ、追いかけるぞ。神無月」 神無月「はぁ…仕方ありませんね。では行ってきます、姫」 スバル「いってらっしゃい…そういえばKARASUが言ってた“あの子”って?」 kuon「これ以上はネタばれなのでノーコメント」 スバル「じゃ、次回第四話をお楽しみに!っていうオチなのかな?」 kuon「うぁ…セリフ取られた」
https://w.atwiki.jp/yuism/pages/50.html
Wikiとは Wiki(ウィキ)とは、ウェブブラウザを利用してWebサーバ上のハイパーテキスト文書を書き換えるシステムの一種で、それらシステムに使われるソフトウェア自体やシステムを利用して作成された文書群全体を指してウィキと呼ばれる事もある。 当サイトが利用しているWikiは@wikiのサービスを利用している。 設定によっては、ウェブブラウザを利用して誰でもが編集・更新を行えるが、現時点ではYUI SM管理人の"Enthusiast"のみが編集可能としている。 将来的には管理人が承認した方への加筆・編集等を考慮したいと考えている。 ⇒戻る 以下に表示されている広告は、当HPとは一切無関係です。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1094.html
禍つ刃を抜き、競う白日(前半) 北欧神話の亡霊戦士・エインヘリヤル。彼らは日中殺し合って腕を磨き、 夜は生き返って戦乙女との酒宴に興じたという……“終末の日”までな。 アルマ・ロッテ・クララの三姉妹。戦乙女であって、エインヘリヤルでは ない彼女らだが……その実践トレーニング風景は、まさに亡霊のそれだ。 私・槇野晶はいつも彼女らの“訓練”を見て思う。心臓に悪いな、有無。 「──────“刺し”“穿ち”“抉れ”、ライナストッ!!」 「きゃっ!?雷撃の三点バースト、完全に物にしましたね……」 「速射性能を補う為ですの。さ、クララちゃんにもっ!」 「ッ!?……弾速は相当な物、避けるだけでも一苦労なんだよ……!」 今日は、皆が“魔剣”の力を何処まで引き出せているか……が課題だ。 一足先に三人分完成した、“マビノギオン”と“レーラズ”のテストも 兼ねている。そう、三人は“ALChemist”の居住スペースに設置してある 神姫用トレーニングマシンの中で、バトルロイヤル風の訓練中なのだ! 神殿が舞台の今回は、柱に隠れた二人をロッテが撃つ所から開始した。 「まだまだ……さ、死ぬ気で避けてくださいですのッ!!」 「くぅ、ひゃっ!?こっちだって、負けてませんよっ!」 「ん?……きゃうっ!?“ヨルムンガルド”を投げつけて……!」 「……今度はロッテちゃんとクララちゃんが避ける番ですっ!」 「ボクはまだ避ける役かな……ッ!弾道が読めない分、厳しいんだよ」 だがこの猛特訓、攻守はいつも激しく入れ替わる。隙さえ見つければ、 その者が即コーチ役になるのだ。今も、ロッテの射撃訓練から脱出した アルマが刀剣を四方に投げ、“舞剣”の力で飛ばしている。“魔剣”を 得てから、ネイキッドタイプとの戦闘訓練だけでは不安があるらしい。 「ですけど、剣であり弾速は遅いですの……こう、すればっ!!」 「……切り払って弾き飛ばす、積極防御だね。それならボクも……!」 「ほら、気を抜いちゃダメですよ!一人当たり、今四本行ってます!!」 「確かにわたし達は、白兵戦が苦手なタイプですけど……くッ!」 「速さが無くても、変幻自在の“剣術”。なかなか厳しいもん……!」 そんな流れで実践トレーニングに加わったのが、三姉妹での模擬戦闘だ。 模擬……と言うがジャッジシステムは、総当たりモードで稼動している。 ロッテは“マビノギオン・ガード”から発せられる斥力場のシールドで、 クララは“マビノギオン・ウィザード”にて編み出した防御魔術を頼りに ダメージを減らしつつ、それぞれの剣で“ヨルムンガルド”を切り払う。 アーンヴァルタイプのロッテは無論、“ゲヒルン”の副作用で身体能力が 同時期のハウリンタイプより若干劣るクララにも、キツい“シゴキ”だ。 「集中しすぎも、禁物です!出でよ、“スキーズブラズニル”ッ!」 「ちょ、アルマお姉ちゃん!?“マビノギオン・アサルト”ですの!?」 「……出来上がったロングスピアで、空間を波乗り……非常識だよッ」 「二人だって、非常識な力を今持ってるはずですっ!行きますよ~!」 「く……身を伏せたら“ヨルムンガルド”に斬られるもんっ!!」 だが不安で構わぬ。憎しみから互いを攻撃している訳ではないからな。 全ては皆で高みを目指す為。間もなく訪れる、セカンドへの昇格試合! それを認識しているからこそ、私は口を出さず装備の仕上げを続ける。 私には私の戦いがあるのだ。この装備、少しでも気を抜く事は出来ん。 “マビノギオン・ウィザード”を展開したクララと同じく、集中する。 「──────開け、水晶の傘!“ソニック・アンブレラ”!!」 「っ!?きゃぁぁぁぁあああっ!?油断しました、槍が遠くに……!」 「“モイライ”は展開速度に優れる魔術補佐デバイス、そして……」 「……きゃぁぁっ!?こ、これ……“ビー・スティング”ですの!?」 「“コライセル”は“魔術”を変換・増幅し“魔導”と為す、魔剣」 「その二つを組み合わせればクララちゃんの力は増大する、ですの?」 真空の鎚でアルマの槍を迎撃せしめたクララに、順番が回ってきた様だ。 クララの“マビノギオン”は、左腕に全てを纏めた“魔術”用デバイス。 出力とレパートリーは“Valkyrja”に劣るが、前者を“魔奏”で補う事で 以前と変わらぬ強大な“魔術”を操って、戦う事を可能としているのだ。 ロッテに対して飛翔するダガーを、即座に放った事からも能力が分かる。 「そう。それを制御する為の“魔導刻印”なんだよ。そしてこの技術は」 「“アルファル”にも一部活かされてるんですよね。使えるのは……」 「全てに実装しても、クララちゃん一人。でも、それが狙いですの」 「そう言う事。じゃ、今度はボクが行くもん。“バック・ドラフト”!」 『きゃぁぁぁっ!?』 そう。今作っている装備は、敢えて三人共通の仕様としている。それを、 “妹”達が個性に合わせて極端に変化させていくという代物だ。設計図は 事務局に見せて、合法である事を確認している。とは言え以前の非でなく 説得には手間取った。規約違反が無い事を、徹底して証明せねばならん。 簡単な会談で終わらなかった理由は、一言で表せば“変形能力”である。 詳しい事はまだ秘密だが、それ故審査は異様な程複雑怪奇になったのだ。 「あちち……いきなり爆炎は、派手な演出ですの~……」 「なら、今度は冷やすんだよ。“アブソリュート・ゼロ”ッ!!」 「きゃああああっ!?痛ぅ……直撃したら脱落してましたの」 「って、そっちは気化爆弾並みの冷気じゃないですかぁ~っ!?」 「……射撃や格闘より時間を使うとは言っても、真正面は危険ですの」 「フォートブラッグタイプとの訓練だと思えば、大分似てるもん」 「この間もらわれていった娘だって、冷気なんか使いませんよっ!」 気付けば、クララの広域殲滅魔術を二人がかいくぐる状況となっていた。 冷気は使わぬとしても、爆撃にミサイル類を使ってくるだろう。アルマも それは良く分かっているらしく、柱の陰に隠れて一瞬の隙を狙い始めた。 クララもそれを見越してなのか、構わず薙ぎ払う方針を採用したらしい。 “コライセル”に強大な紫電が集束していく……雷の広域“魔術”だな。 「出てこないなら、このままショートさせちゃうんだよ……轟けッ!」 「隙有り、ですっ!!飛んで、“ヨルムンガルド”!!」 「“プラズマ・レヴナント”……って、剣に雷撃が行くんだよ!?」 「今です、ロッテちゃん!!」 「“撃て”、ライナストッ!!」 「ぅあううっ……!?」 ──────避雷針、って所かな……? 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/wiki5_eroparo/pages/123.html
【板名】Wiki 【理由】だいぶん一般化してきたし 【内容】wikiの作り方、利用法など 【需要】ある? 【鯖】pc8 【フォルダ】wiki 【カテゴリ】ネット関係 【名無し】 管理人は名無し 【ID】強制